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キラ・ヤマト

人物

元々は中立国オーブのコロニー ヘリオポリスで平和な学生生活を過ごす工業カレッジの学生だった。

一世代目のコーディネイターであり、両親はナチュラル。ただし実の親と育ての親は異なり、ヤマト夫妻は育ての親にあたる。なお、ヤマト夫妻はキラの実の母ヴィア・ヒビキの妹夫妻であり、ヤマト夫妻は血縁上は叔母夫婦に当たる。実の父であるユーレン・ヒビキも携わっていたコロニー・メンデルにおける遺伝子操作実験の結果生まれた、唯一とされる「最高のコーディネイター」(スーパーコーディネイター)の成功例である。ナチュラルであるカガリ・ユラ・アスハとは双子である(兄妹か姉弟かは不明。カガリは後者だと言い張っており、オーブ軍内等でも後者になっている)。

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第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦をはじめとする多々の活躍から、フリーダムの威名とその強さはザフト軍において伝説的になっている(伝説になったのはフリーダムの名で、キラの名はあまり伝わっていないという説もある[1])。小説版によるとオーブ軍やオーブの関係者は三隻同盟の関係者であった者や、カガリの弟という形で、キラの名は知られている。一部では「最強の戦士」の異名をとっている。

また、アークエンジェルが単艦行動していた際には、艦長であるマリューや指揮官として実績を持つバルトフェルドよりも、アークエンジェルの意思決定について中心にいることが多く、また周囲もそれを受け入れていた。後にオーブ軍に正式に編入された際に准将の階級を授かっている[2]。

劇中での活躍

機動戦士ガンダムSEED

ザフト軍クルーゼ隊のヘリオポリス襲撃に際して、シェルターに避難する途中に出会った、カトー教授の客としてゼミに来たカガリと共に、秘密裏に製造されていたMSストライクを発見する。さらにその直後、ザフト軍のエリートパイロットになっていたかつての親友 アスラン・ザラと再会を果たす。キラはマリュー・ラミアスとストライクのコックピットに同乗するが、不慣れなマリューと操縦を代わり、ミゲル・アイマンの搭乗するジンと戦闘しながら未完成なOSを戦闘中のわずかな間に書き換えるという離れ業を見せ、見事これを撃退した。

その後、地球連合軍の最重要機密に触れた理由でカレッジの仲間と共に拘束されるが、その優秀なパイロット能力やナチュラルには扱いきれない水準にOSを書き換えてしまった経緯などから、人員不足のアークエンジェルにおける主戦力として、ストライクのパイロットを務める事になる。その時、戦闘から帰還中、ヘリオポリスの故障した救命ポッドを発見してアークエンジェルに持ち帰った際、そのポッドに乗っていたフレイ・アルスターと再会を果たす。自身もコーディネイターであるにも関わらず、同胞と戦うことに苦悩しながらも、MSパイロットとして目覚しい戦果を挙げ、6度目の出撃ではアークエンジェルの危機に際してSEEDに目醒め、その窮地を救った。

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この頃、ザフト軍の救助ポッドを回収した事で、アスランの婚約者であるラクス・クラインと出会っており、友人を守るために別の友人と戦わなければならない境遇を彼女に吐露している。また、淡い憧れを抱いていたフレイと約束したフレイの父であるジョージ・アルスターを守る事を果たせず死なせてしまい、フレイに「本気で戦っていない」と強く罵倒される。さらに自分の活躍に感謝してくれた避難民の少女の乗ったシャトルを目前で撃墜されるなどの出来事が重なり、キラの精神は大きく不安定になり始め、守るためには「敵」を撃たねばならない事を痛感する。

戦争を忌避する気持ちとは裏腹に、ただ一人MSが操縦できるキラが戦場で命を賭けるという苦しい状況が続く中、言い寄ってくるフレイの甘やかしにキラは縋る様になる。フレイは父を守れなかったキラとコーディネイターへの復讐のため、元婚約者であるサイとの関係を破棄し、キラを戦いに駆り立て結果殺そうと企てていたのであった。キラはその事実に気付かないまま、フレイとの利害の一致した真の愛情をともなわない関係に拍車をかけられるように、戦闘に没入していき、終いにはストライクのコクピットの中で生活するようになるまでになっていた。 地球へ降下した後、砂漠でゲリラ活動に身を投じていたカガリと再会する。ナチュラルでありながら、コーディネイターに対して差別の目を持たない気さくな彼女とのアークエンジェルでの生活により、序々にキラ本来の人格が取り戻されて行く。また、砂漠で戦闘を交えたザフト軍北アフリカ駐留部隊率いるアンドリュー・バルトフェルドとの邂逅を通じて、キラは再び敵を撃つためだけに戦い続ける事への疑問を抱くようになる。その後も戦闘は続き、ザラ隊を撃破しオーブに保護される。一方で、オーブではフレイとの関係を打ち切る。また、オーブへ潜伏していたアスラン本人へ変わらぬ友情を伝える。

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オーブを出た直後のオーブ近海における戦闘で、アスランを庇うため不意に飛び出してきたニコル・アマルフィのブリッツを大破させ撃墜してしまい、この一件によってアスランとの対立は決定的になる。そしてキラ自身も復讐に燃えるアスランとの死闘の最中、目前で友人 トールの乗るスカイグラスパーをアスランに撃墜されてしまい、怒りを爆発させる。両者は互いにSEEDを発動させ、激しい憎悪をぶつけ合うように壮絶な決闘を繰り広げた。戦いはアスランの自爆で決着し、アスランは脱出したがキラはMIA(戦闘中行方不明)になってしまう。オーブではカガリ達がキラの捜索に向かうが、大破したストライクの残骸を発見しただけでキラを見つける事は出来なかった。

その後、ロウ・ギュールによって救出され(マガジンZの漫画版では孤児が発見)、マルキオ導師の計らいでプラントのラクス邸に運ばれ、そこで目覚める。ラクスと語り合い、静かな時間が流れる中、様々な思いを巡らし、自分が何と戦わなければならないのかを模索する日々が続く。オペレーション・スピットブレイクの標的がアラスカの地球連合軍本部JOSH-A(ジョシュア)であることを知り、アークエンジェルの危機を思い愕然とするも、遂に戦争を終結させるために再び戦う事を決意し、ラクスの手引きでザフト軍の最新鋭MSフリーダムを奪取し、地球連合軍にもザフト軍にも属さない第三の立場で、終戦のために戦場に舞い戻った。また、この頃からキラは極力敵機のコクピットを狙わず、戦闘力のみを奪う戦い方をするようになる。

半ばブルーコスモスに掌握された地球連合軍のオーブ解放作戦の際にはフリーダムの破壊及びパイロット抹殺の命令を受けたアスランと共闘し、その後、アスランとの和解を果たす。アークエンジェルとクサナギの宇宙への発進時にはアスランのジャスティスと共に2艦を援護し、宇宙ではラクスの乗艦するエターナルをザフト軍の追撃から救う。その後、コロニー・メンデルでクルーゼにより自身が最高のコーディネーターと言われるスーパーコーディネイターだった出生の秘密を知らされる。

最終決戦となった第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、アスランと共にプラントへの核攻撃を防ぐ。クルーゼとの戦闘では、目前でフレイの乗艦する脱出艦を撃墜され、フレイを失う。クルーゼとの死闘の末、戦争の影の暗躍者であるクルーゼを見事に破った。だがキラは半壊したフリーダムのコクピットから投げ出され、「自分達の世界はなぜこんな所に来てしまったのか」と、生存の願いをこめてラクスから出撃間際に渡された彼女の両親の遺品である指輪をヘルメットの中で漂わせながら、涙を流しつつ宇宙空間を漂っていたところ、「ジェネシス」破壊を果たしたアスランとカガリに発見され、生還した。

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機動戦士ガンダムSEED DESTINY

戦争が終わった後は、ラクスと共にオーブに帰り、近海の島でマルキオ導師と孤児達と共に日々を過ごし、島にある館ではマリューやバルトフェルド、母カリダとも一緒に暮らしていた。ザラ派残党によるテロ事件が起きた後、オーブに帰還していたアスランと再会。さらにシン・アスカとも邂逅を果たす。
その後、ラクスの命を狙う謎のコーディネイター部隊(放映終了後に旧ザラ派残党の特殊部隊と判明。デュランダルは知っていたが黙認)の襲撃に際し、ラクスたちを守るために再びフリーダムに乗ることを決意する。SEEDを発動させ全ての敵機を撃破。その後カガリとユウナ・ロマ・セイランの政略結婚の式が挙げられた際、オーブと地球連合の同盟締結をカガリの手紙から知ったキラはフリーダムで結婚式に闖入し、国家元首であるカガリをアークエンジェルに連れ去った。
世界の情勢を見守る中、ラクスの偽者であるミーア・キャンベルの存在を知り、先のラクス暗殺未遂と暗殺部隊が使用したMSはザフト製のMSであるのと合わせ、プラントの最高評議会議長であるギルバート・デュランダルに対し不信を抱くようになる。
その後、地球軍との条約によりオーブが戦争へと介入していくのを止めようとし、ミネルバと地球連合、オーブ同盟軍との戦闘に武力介入するようになる。ミネルバのタンホイザーを破壊し、シンのインパルスの右腕を切り落とし、アビス、ガイア、ハイネ・ヴェステンフルスのグフイグナイテッドの三機も撃破するなど、圧倒的な戦闘力を見せ付ける。そんな中、ザフトに再び入隊しカガリとアークエンジェルの行動に疑問を持ったアスランと再会するも、根本的な解決にならず、ただ混乱させるだけと批判を受けるがラクス暗殺の件でデュランダルに不信を持つキラとは話が噛み合わず、結果的に二人の間に確執を生んだままになってしまった。

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ラクスがプラントの様子を探るために宇宙に上ると言った時は、その身を心配して反対したが、最終的には強奪したシャトルを守った後にザフト基地に攻撃を加え宇宙へ上ることに協力している。 アスランとの確執はクレタ島海域での戦いの際にて一挙に表面化し、激怒したキラはSEEDを発動させ、アスランが搭乗するセイバーを大破させた。ベルリンでの戦闘時では、破壊をつくすステラが搭乗するデストロイを止めるべく出撃するが、ステラを説得すべく割って入ったシンとの間で小競り合いが起きてしまう。ステラも一度はシンの説得により戦闘を止めようとするが、フリーダムが視界に入ったことにより再び暴走、キラはデストロイを撃墜したのちベルリン強襲の指揮官であるネオ・ロアノークをアークエンジェルに匿う。
エンジェルダウン作戦ではキラはカガリをオーブへ届ける事を最優先とし、アークエンジェルを守るべくミネルバ隊と戦うことになる。レイの忠告通りインパルスの特性をフルに活用するシンに対して、防戦メインのキラは徐々に追い詰められ、遂にはインパルスの特攻によりフリーダムは大破。しかし、その瞬間フリーダムの原動力となる核エンジンの原子炉を封鎖したためコックピットは助かり、海中で辛うじてカガリに救助される。一方、アスランも、デュランダルへの疑念によりザフトから脱出をはかるが追撃に出たレイのレジェンドとシンのデスティニーに撃墜され重傷を負う。アークエンジェルの医務室でキラとアスランは再会し、今度こそ和解を果たしている。
宇宙でラクスのエターナルが危機に陥った時は、彼女を助けるべくストライクルージュで宇宙に上る。その時にラクスから新たな乗機となるストライクフリーダムを受け取り、追撃するザフト軍を全て退けエターナルを守り切った。その後間もなく開始されたザフトによるオーブ侵攻戦の最中、ラクスと共にオーブに降り立ち、シンのデスティニーに追い詰められていたカガリのアカツキの危機を救う。そこで再びシンと対峙し、激しい戦闘中エネルギー切れを起こしたデスティニーは退却する。また、レイのレジェンドとも互角に渡り合った。
オーブでの戦闘が終結すると、オーブ軍に正式編入され、キラはアークエンジェルクルーの中では最も高い階級である准将に昇格し、ラクスやアスラン達と共に再び宇宙に上がる。この時プラントは結果的に庇ったことになるジブリールによるレクイエムの攻撃を受け大きな被害を受けた。この惨状を目の当たりにしたキラ達はデュランダルと戦うことを決意する。月の自由都市コペルニクスにてラクスやアスラン、メイリン・ホークと束の間の休息の途中、ミーアに救いを求められ罠と知りながらも指定された場所へと赴き、待ち伏せしていた刺客に襲撃される。刺客はアスランが退けたもののミーアはラクスを庇って撃たれ、その場で彼女の最期を見届ける。

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最終決戦のメサイア攻防戦ではオーブ軍、ザフト軍クライン派と共に、ザフト軍の殆どの戦力を自らの元へ集結させたデュランダルへと挑む。戦闘の最中、立ち塞がるレイの中に、キラはクルーゼと同じものを感じ取る。クルーゼと同じ憎しみを向けてくるレイに対し応戦、レジェンドを撃破する。
その後、ザフト軍要塞「メサイア」に突入し、デュランダルと銃口を向け合う形で対峙し、互いの主張をぶつけあうことになる。両者は共に道を譲らなかったが、キラの言葉に心を動かされたレイがデュランダルを撃った。その場に現れたタリア・グラディスからマリューへの伝言を託され、キラは駆けつけたアスランと共に崩壊するメサイアから脱出した。

『FINAL PLUS』や『小説版』ではラクスと共にオーブへ訪れ、シンとオノゴロ島の慰霊碑にて再会、和解している。

メサイア戦終了後、オーブ軍准将に6階級超特進の上で任官し、同時にザフト軍白服の資格を与えられてプラントに渡っている。

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